ブロックチェーンに使用されるプログラミング言語とは。学習スクールなどの特徴も解説

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仮想通貨が注目を集め、ブロックチェーンが注目されている。ただブロックチェーンと一言に言っても、活用されているサービスは数が多く幅広いため理解するのは難しい。さらにブロックチェーンによって使用されるプログラミング言語は様々だ。

今回はブロックチェーンに関するプログラミングについて以下の順で解説していく。

ブロックチェーンが使用されているサービス

ブロックチェーン技術は、データを普遍的に永続して維持することが可能で第三者からの干渉を免れることができるため様々なシーンで利用される。

ブロックチェーンが使用されている技術で有名なものは「仮想通貨」だ。ビットコインをはじめとした仮想通貨は、ブロックチェーンを利用して金銭の授受を行う。

他にも、ブロックチェーンは様々なサービスに使用されている。

バルト三国の1つ「エストニア」では国家戦略にブロックチェーンの技術を利用しており会社の登記や税金の課税、国民の医療記録など様々な場面で活躍している。

また、バーレーン、スイス、オーストラリアなどの国々で証券取引所をブロックチェーンベースでのい展開を進めており注目を集めている。

ブロックチェーンで使用されるプログラミング言語

主なブロックチェーンで使用されるプログラミング言語は以下の通り。

それぞれのサービスとプログラミング言語について以下で詳しく解説していく。

ビットコイン:C++

出典:https://bitcoin.org/ja/

仮想通貨でも知名度が高いビットコインはC++によって開発された。C++は、もともとC言語の拡張版として、1980年代にすでに登場している。

C++の特徴は、C言語にオブジェクト指向を追加されており、サーバーサイドのプログラミング開発にも利用が可能で、C言語との互換性があることだけでなく、C言語と構文が似ているJavaも理解しやすくなることだ。

C++を扱えるようになることで、ビットコインの技術使用を引き継いだライトコインやビットコインキャッシュも開発することができる。

イーサリアム:Go言語

出典:https://www.ethereum.org/

イーサリアムの開発には、Go言語が使われている。イーサリアムの操作に必要なクライアントソフト「Go Ethereum」を利用するために、Go言語を使用する必要があるからだ。

クライアントソフト「Go Ethereum」を操作できるようになることで、イーサリアムの資金の移動やマイニングなどが可能になる。

Go言語は、比較的C++よりも取得しやすいのが特徴。C++と比べて、簡単に便利な機能を実装できる標準ライブラリが整備されているからだ。

Go言語は他にも、ビットコインキャッシュに対応したクライアントソフトにも利用できるため、ブロックチェーンをこれから学び始める人には非常に使い勝手の良いプログラミング言語だ。

WEBサービス:Javascript

ブロックチェーンのWEBサービスには、Javascriptが利用されている。Javascriptは、ライブラリを利用してWEBサービスの開発が可能。また、サーバーサイドでのプログラム処理も可能なため、様々な企業がJavascriptを利用している。

Javascriptに対応した仮想通貨は幅広く、ビットコイン・イーサリアム・リップルなどが挙げられる。使われる分野が広いため、ブロックチェーンのWEBサービスの開発をしたい方は、Javascriptを学ぶと良い。

DApps:solidity

Solidityは、DAappsを開発するために使用されるプログラム言語だ。DAppsは、イーサリアムを動作するために必要な非中央集権の分散型アプリケーションのことを指す。

ほとんどのDAppsは、イーサリアムのプラットフォーム上で開発されている。もともとイーサリアムがアプリケーション開発するプラットフォームとして誕生させたためだ。

Solidityは、イーサリアム上で契約の条件確認や履行までを自動的に実行できる「スマートコントラクト」を実装することもできる。

また、Javascriptと文法が似ているのも特徴。そのため、Javascriptの知識がある方であれば、比較的学びやすいプログラミング言語だ。

 

ブロックチェーンを学ぶことができるプログラミングスクール

ブロックチェーンを学ぶことができる主なプログラミングスクールは、以下の3つ。

それぞれについて詳しく紹介していく。

TechAcademy

公式サイト:https://techacademy.jp/

オンラインプログラミングスクールとして豊富なコースを提供しているTechAcademyでは、ブロックチェーンの技術を学べる「ブロックチェーンコース」がある。

主には、仮想通貨を支えるブロックチェーン技術の仕組みが学ぶことができ、

などといったブロックチェーンの基礎を学習できる。

他にも、ブロックチェーンを応用し実際に開発が行える「スマートコントラクトコース」も受講可能。スマートコントラクトコースでは、ブロックチェーンを使ったスマートコントラクトを実際に開発していく。

コースの内容としては、以下。

スマートコントラクトを学ぶことで、送金やマイニングに関する技術(Go言語)やブロックチェーン上で動作するアプリ開発( Solidity)を身につけることが可能。

TechAcademyでは、現役のブロックチェーンエンジニアがメンターとしてサポートを行うため、卒業後のことも相談できる。

また、ブロックチェーンに関する技術を知識として学ぶだけでなく、実際に課題を行って知識を深めていくため、より実践で学ぶことが可能だ。

<TechAcademyの概要>

FLOCブロックチェーン大学校

公式サイト:https://floc.jp/

FLOCブロックチェーン大学校は、ブロックチェーンの総合スクールだ。技術者の育成だけでなく、検定試験の実施や人材紹介、起業家育成など、ブロックチェーンのプラットフォーム構築を行っている。

FLOCブロックチェーン大学校には、ベーシックコース・ビジネスコース・エンジニアコースと、3種類のコースがある

ベーシックコースは、主に初心者向けのコースとなっている。これからブロックチェーンの仕組みや技術を学びたい方向けに、基礎知識やトークンエコノミー、スマートコントラクトなどの学習をすることができる。

<ベーシックコースの概要>

ビジネスコースは、今後ブロックチェーンを活用した勤務先での事業展開や、ブロックチェーンを活用した新たなビシネスの開発を考えている方向けのコース。

ブロックチェーンやイーサリアムの仕組みなどはもちろん、実際のビジネス活用事例や、今後のブロックチェーンビシネス事業計画の作り方などの実践も行っている。

ビジネスコースを受講することで、ブロックチェーンの現場で活躍する専門家から、ケーススタディでビジネススキルを身につけることが可能だ。

<ビジネスコースの概要>

エンジニアコースは、ブロックチェーンを構築できるスキルを身につけ、ブロックチェーンエンジニアとして活躍したい方向けのコース。

ブロックチェーンの実践やスマートコントラクト開発など、学習内容もより高度な内容になっている。

エンジニアコースを受講することで、イーサリアムベースのDApps開発スキルやビットコインベースのブロックチェーン開発スキルが身につけることが可能だ。

<エンジニアコースの概要>

Aidemy

公式サイト:https://aidemy.net/

Aidemyは、エンジニアを目指す方のためのオンライン学習サービスだ。ここまでご紹介したプログラミングスクールと比較して、安価で学ぶことができるのが特徴。環境構築の必要がなく、インターネットのブラウザでプログラミングを学ぶことができる。

Aidemyでは、ブロックチェーンの基礎となる「Blockchain programming」の発展内容まで、以下のコースで受講可能だ。

ブロックチェーン基礎では、ブロックチェーンの概念について、Pythonを用いたマイニングなど、仮想通貨のビットコインのコア機能の実装などについて学部ことができる。

<Aidemyの概要>

まとめ

以下、今回の要点となる

ブロックチェーンは、エストニアが国家戦略として取り入れるなど、国際的にも注目を集めている技術だ。

今後、時代の潮流を掴んで、よりブロックチェーンエンジニアとして活躍したい方は、ブロックチェーンのプログラミングを学んでいくと良いだろう。

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