大阪市立美術館は、2022年10月より始まった約2年5か月におよぶ大規模改修工事を経て、2025年3月1日にリニューアルオープンすることを発表した。

大阪市立美術館、来春よりリニューアルオープン

同館は1936年5月に公立美術館として開館して以来、大阪で活躍した先人による寄贈、寄託等も多く寄せられ、国宝、重要文化財を含む約13,500件が収蔵されている。

開館以来の規模となる今回の大規模改修では、国の登録有形文化財である建物外観を保全する一方、美術館の心臓部ともいうべき展示・収蔵環境を向上させるとともに、無料ゾーンや公園のグラウンドレベルから入場できる新エントランスの新設など、機能整備を図ったという。

慶沢園側テラス(無料ゾーン)イメージ

ほかにも、カフェやミュージアムショップを開設するほか、トイレの改修、ベビーケアルームの設置などアメニティ施設も一新し、サイン(案内表示)も含め「やさしい」設備も付設したとのことだ。

パブリックスペース・展示室イメージ

また、リニューアルオープンに先駆け、大阪市立美術館大規模改修工事完成記念ギャラリートークを8月27日に実施。ギャラリートークでは、地下エントランスから3階まで、館内案内を行うとしている。

■「大阪市立美術館大規模改修工事完成記念ギャラリートーク」概要

日時:2024年8月27日
・1回目:10:00~11:00(9:30受付開始)
・2回目:14:00~15:00(13:30受付開始)
募集人数:各回100名
募集時期:7月16日~8月6日
当落発表:8月13日
費用:無料
応募方法:
美術館メールマガジン・ホームページ・SNS等に掲載されているフォームより