太陽工業は、北大阪急行電鉄南北線の箕面萱野駅(みのおかやのえき)および箕面船場阪大前駅(みのおせんばはんだいまええき)の駅舎や周辺施設向けに、複数の膜構造を施工したことを発表した。

両駅は、北大阪急行電鉄南北線延伸に伴い開業した新駅で、箕面萱野駅は複合型ショッピングセンターである「みのおキューズモール」に直結。
プラットホームの先端にせり出すようにデザインされた上屋や同駅前の北側交通広場、幹線道路上にかけられた歩道橋「かやのさんぺい橋」の上屋に膜構造が採用されたという。
箕面船場阪大前駅周辺は、繊維卸業者が集まる商業団地として知られており、新駅は「『繊維のまち』と『新しいまち』その玄関口となる駅」がコンセプトとなっている。
地下のホームには繊維をモチーフとしたパネル状の膜天井を採用。
駅前のエントランスおよび歩行者デッキの膜構造は、新駅に隣接する大阪大学箕面キャンパスや複合公共施設(文化芸能劇場、船場図書館、船場生涯学習センターなど)へのアクセスポイントになっているとのことだ。

【右】箕面船場阪大前駅・駅プラットホーム膜天井
■施設概要
・施工時期(全体):2022年2月~2023年12月
・規模(総膜面積):約4,400平方メートル
