クリエイティブ会社のスタジオオーアは、身近な食材廃棄物(以下、フードウェイスト)をテーマに、規格外の野菜や果物の残渣をプロダクトとして再生するプロジェクトAlter(アルター)を始めたことを発表した。

同プロジェクトでは、独自に開発した海藻と多糖類(アルギン酸)由来のバイオレジンと、カフェや食堂、ホテル、農園や加工工程から出てきたフードウェイストを融合し、Alterシートをデザイン。

プロジェクトイメージ

Alterシートは全てナチュアルの原材料を使用しており、生分解性の素材だという。

Alterシートイメージ

同社は、プロジェクトに共感する世界中のブランドや職人とコラボレーションし、Alterシートを使用したシーズンアートワークを展開。第1回目のコラボレーターは、組子を現代のライフスタイルに落とし込むことを得意とする種村木工製作所だという。

組子のデザインはプログラミングによる「Gradient-XY」を利用し、行と列ごとに一定の法則で線幅を徐々に変化させ、縦横方向のグラデーションの印象をダイナミックにしたもの。

今回は、海藻の藍染めとみかん・ワイン粕の2種類のアートフレームをクラウドファウンディング限定で出品するとのことだ。

Gradient-XY(海藻/みかん・ワイン粕)