

さらに、XRISMは太陽捕捉制御と太陽電池パドルの展開が完了、SLIMは太陽捕捉制御が完了したことが確認されています。

X線分光撮像衛星「XRISM」は、高温プラズマのX線精密分光撮像を通じて、物質やエネルギーの流転を調べ、天体の進化の解明を目指す衛星です。2016年に打ち上げられたX線天文衛星「ひとみ」が姿勢制御系の不具合により喪失したことを受け、JAXAは原因究明を行い、再発防止策に基づいて開発されました。
小型月着陸実証機「SLIM」は、月へのピンポイント着陸技術の実証と軽量な月惑星探査機システムを実現して月惑星探査の高頻度化に貢献することを目的としています。SLIMには、移動技術の工学実証を目的としたロボット「LEV-1」と二輪走行が可能な変形型月面ロボット「LEV-2」(愛称SORA-Q)が搭載されていて、月面探査が行われます。
宙畑編集部
タカラトミーとJAXAらが共同開発した探査ロボが月面へ。小型月着陸実証機「SLIM」に搭載【宇宙ビジネスニュース】
SLIMの月着陸は2024年1〜2月頃に実施される予定です。
参考
X線分光撮像衛星(XRISM)及び 小型月着陸実証機(SLIM)の打上げ結果について