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チャットプラスは、全国の20代〜60代の男女を対象に「ChatGPT」に関する調査を実施し、結果を公表した。
■「ChatGPT」20~60代の認知度は40%以下
「“ChatGPT”を知っているか」と質問したところ、「説明できるくらい知っている」が10.9%、「名前だけ聞いたことがある」が26.1%で、合わせて全体の約37%が知っていた一方で、「知らない」が63.0%という結果となった。注目を集め始めているものの、認知度はまだ低いことが分かった。

■利用目的はビジネスやプライベートなどさまざま
前の質問で「説明できるくらい知っている」と回答した人に、「“ChatGPT”を使用したことがあるか」と質問すると、31.1%が「何度も使用している」、30.3%が「複数回使用したことがある」、9.2%が「1回だけ使用したことがある」と回答。
利用目的は、ライティングや英文作成、ビジネスメールの例文、プログラムロジックの参考など、さまざまな分野で活用されているという。

■9割以上が利便性を感じ、「今後も使い続けたい」と回答
”ChatGPT”を「使用したことがある」と回答した人に、「“ChatGPT”の利便性についてどう感じたか」と質問したところ、「とても便利だと思った」が45.5%、「それなりに便利だと思った」が49.4%となり、合わせて9割以上の人が便利だと感じていることが明らかに。
また、「“ChatGPT”を今後も使い続けたいか」については、57.1%が「積極的に使いたい」、39.0%が「それなりに使いたい」と回答し、合わせて9割以上が今後も「ChatGPT」を使いたいと考えていることが分かった。
「ChatGPT」を使い続けたいと感じた理由として、「面倒な作業を任せたいから(20代/男性/学生)」、「全く知らなくてもそれなりに形に出来る為(30代/男性/会社員)」、「的確に調べたいことだけを知ることが出来るので(40代/男性/公務員)」、「これから更に普及すると思うので(50代/男性/会社員)」などが挙げられたとのことだ。

■他サービスとの組み合わせでさらなる活用が期待される「ChatGPT」
先程の質問で“ChatGPT”を「説明できるくらい知っている」と回答した人に、「ChatGPT”は他のサービスに組み合わせて使えると思うか」と質問したところ、「思う」が89.9%という結果に。
具体的な活用例として提案されたものは以下の通り。
・パソコンを使う作業全般(30代/男性/会社員)
・翻訳、レポート、マーケティング(30代/男性/会社員)
・シニアがタイピング練習しながら話し相手にもなるとか(30代/女性/会社員)
・健康管理と健康相談を組み合わせたサービス(50代/男性/会社員)

■約半数が人間の仕事が「ChatGPT」に奪われると懸念
一方で、45.6%が「今後、“ChatGPT”は人間の代わりに仕事をすると思う」と考えており、具体的には、脚本家、レジや受付、プログラミング、外科手術といった仕事が挙げられたとのことだ。
・脚本家。かなり高度で、オチもある物語を作っていたから(20代/女性/無職)
・レジや受付など単純作業のものなので、奪われると思う(40代/女性/会社員)
・プログラミング。自動でコードを書いてくれるから(50代/男性/会社員)
・外科手術。技術の衰えがAIにはないであろうから(60代/女性/会社員)

今回の調査により、「ChatGPT」の今後の利用拡大が期待される一方で、AI技術の影響に対する懸念も存在していることが明らかとなった。
【調査概要】
調査期間:2023年3月27日〜28日
調査人数:1,003人
調査対象:全国の20~60代の男女
モニター提供元:ゼネラルリサーチ
<参考>
チャットプラス『「ChatGPT」に関する調査』