パナソニック オートモーティブシステムズは、中国におけるパナソニックのオートモーティブ事業を統括する松下汽車電子系統有限公司(Panasonic Automotive Systems (China) Co.,LTD.、以下、新会社)を中華人民共和国(以下、中国)上海市に設立し、その運営を開始すると発表した。

新会社は販売と開発を有する中国におけるオートモーティブ事業統括本社として事業の更なる発展を実現していくという。

中国は世界最大の自動車市場であると同時に、新エネ車と呼ばれる電気自動車(BEV)及びプラグインハイブリッド車(PHEV)の普及や各種車載機器のデジタル化でも世界をリードしている。

このように急速な変化と発展を遂げつつある中国市場において、新会社はパナソニックグループの有する幅広い車載商品群、技術基盤や調達力を強みとし、一方で開発販売機能をもつ中国オートモーティブ事業統括本社として中国市場に最適な事業および商品の戦略立案機能と開発力を強化していくとのことだ。

また中国におけるパナソニックグループの車載商品製造拠点を含む開製販のリソースと機能を統括管理することで顧客に最適な商品、システム、サービスを提供し中国自動車産業の発展に貢献していくとしている。

パナソニック オートモーティブシステムズは、この新会社と共に「パナソニックASアメリカ社」(米州)、「パナソニックASヨーロッパ」(欧州)、「パナソニックASアジアパシフィック」(東南アジア)の連携をさらに強化し、カーメーカーのグローバル事業展開への対応力向上を実現していくとのことだ。

【新会社の概要】

社名松下汽車電子系統有限公司英文名称:Panasonic Automotive Systems (China) Co.,Ltd. 
日文名称:パナソニックAS中国有限会社
資本金1.82億元、松下電器(中国)有限公司100%出資
董事長永易 正吏(パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社、取締役社長)
法定責任者多那瀬 寛(松下汽車電子系統有限公司、総裁)
所在地中華人民共和国 上海市 浦東新区
操業開始2023年4月1日
事業内容中国カーエレクトロニクス事業統括、戦略立案、販売、商品開発、サービス提供
事業拠点技術開発 3拠点(天津、上海、広州)
販売6拠点(上海、広州、天津、武漢、長春、北京)
売上高2023年度売上見通し 約80億元
人員2023年4月1日見込  262名