カカクコムグループのガイエは、映画「さよなら、バンドアパート」にてデジタル・プレイスメント広告を展開するとともに、併せてデジタル・プレイスメント広告の検証調査を実施。

この調査により、デジタル・プレイスメント広告という広告手法の可能性を再確認したという。

■調査の背景

近年、テレビ、PC、スマートフォンなど様々なデバイスで「枠」「差し込み」型の手法による広告を目にする機会が増えており、また限られた広告枠への配信が飽和状態になりつつあるとのことだ。

加えて、視聴者やユーザーに不快感を与えない広告手法がますます必要になってくると推測されるとのことだ。ガイエは、これらの課題を解決するために、広告枠にとらわれないデジタル・プレイスメントという広告手法の日本での普及を進めているという。

一方でデジタル・プレイスメント広告の効果を具体的に示す調査データは日本において多くない状況であったという。

そこで今回、映画「さよなら、バンドアパート」における「デジタル・プレイスメント広告」のトライアル運用の機会に、併せて「デジタル・プレイスメント広告」の効果検証を実施。

<調査トピックス>

同調査は、キャラクターをデジタル・プレイスメントにて映画に出稿し、デジタル・プレイスメント広告があることを説明せずに、映画を上映。上映後アンケートを実施し、その際にデジタル・プレイスメント広告が入っていたことを伝え、視認性、広告としての違和感、他の広告と比較してのイメージなど「デジタル・プレイスメント広告」の効果検証を行ったとのことだ。

■広告の視認率

映画を見た人がデジタル・プレイスメント広告に気がついたか、を調査。

・デジタル・プレイスメント広告に気がついた人は、76%。また、映画を楽しめた人のうち8割強が視認したと回答。キャラクターが目に留まっても映画を楽しめる、映画の邪魔になっていない、といえる。

■デジタル・プレイスメント広告の印象

1.キャラクター登場シーンの印象

デジタル・プレイスメント広告であると伝える前の印象

デジタル・プレイスメント広告であると伝える前の印象

デジタル・プレイスメント広告であると伝えた後の印象

デジタル・プレイスメント広告であると伝えた後の印象

デジタル・プレイスメント広告であると伝える前の印象

デジタル・プレイスメント広告であると伝える前の印象

デジタル・プレイスメント広告であると伝えた後の印象

デジタル・プレイスメント広告であると伝えた後の印象

・デジタル・プレイスメント広告であると伝える前と伝えた後の印象として、「視認した」、「嫌悪感はない」と回答した人は、それぞれ78.9%、65.8%。

・デジタル・プレイスメント広告であると伝える前の印象は、「嫌悪感はない」「映画の邪魔になっていない」など、ネガティブとは感じていない人が88%。

・デジタル・プレイスメント広告であると伝えた後の印象は、「嫌悪感はない」「映画の邪魔になっていない」など、ネガティブとは感じていない人が84%。

・広告であることを知らされても印象の変化はみられず、嫌悪感を示す人は少なかった。

2.デジタル・プレイスメント広告自体の印象

・デジタル・プレイスメント広告について、「新しい」「斬新」「おもしろい」「最先端」など、好意的な印象を持った人が86%という結果に。また、他の広告と比べても8割(78%)近くの人がポジティブな反応だった。

デジタル・プレイスメント広告の印象

デジタル・プレイスメント広告の印象

デジタル・プレイスメント広告と他広告と比較した場合の印象

デジタル・プレイスメント広告と他広告と比較した場合の印象

【調査概要】
●調査対象 :1都3県居住の20歳~69歳男女
●調査方法 :映画「さよなら、バンドアパート」上映後にネットアンケートを実施
※映画視聴者はネオマーケティングモニターからリクルート
●調査時期 :2022年7月16日~7月26日
●有効回答数 : 50サンプル
●調査委託先:ネオマーケティング