JR九州は、2023年夏開業予定の「BRTひこぼしライン(正式名称:日田彦山線BRT)」の一部区間において、花王の協力のもと、廃PET素材500mlペットボトル換算で約10万本を活用したアスファルト改質剤を採用し、環境にやさしい舗装(グリーン舗装)でBRT専用道を施工すると発表した。

同舗装は、環境にやさしいだけではなく、耐久性が向上することで長持ちし、快適な乗り心地の長期的な維持が期待されるという。今回はBRT専用道のうち、舗装の強化が効果的な区間を中心に採用する計画とのことだ。

■概要

●廃PETを活用した花王のアスファルト改質剤「ニュートラック5000」を採用
●BRT専用道のうち、橋やトンネルを含む舗装の強化が効果的な区間を中心に採用を計画
●使用する廃PET素材は、500mlペットボトル換算で約10万本の予定

■ペットボトルを集めてみんなで専用道をつくろう!

2022年10月開催のJR九州ウォーキング「日田彦山線つながるウォーク」では、利用者がウォーキング中に飲んだペットボトルを回収し、回収したペットボトルは、花王において、アスファルト改質剤「ニュートラック5000」の原材料の一部として加工、製品化し、今回のBRTひこぼしラインの道路舗装に活用されるとのことだ。

<日田彦山線つながるウォーク開催予定>
10月1日:旧線路内を歩く秋の添田町ウォーキング(西添田駅スタート)
10月23日:酒蔵×キャンプ!秋風感じるひこぼしウォーク★(夜明駅スタート)
10月30日:パワースポットと絶景を巡る専用道ウォーク(筑前岩屋駅スタート※事前予約制)
※10月30日のコースでは「ヘルシアWいいこと巡り茶500ml」を提供(数量限定)

BRTひこぼしラインでは、「ひと、地域、みらいにやさしい」をコンセプトに、今後も環境にやさしいBRTを目指して、開業に向けた準備を進めていくとのことだ。