カネカは、発泡性ポリスチレン樹脂(商品名:カネパール)の販売価格を改定することを発表した。

6月20日出荷分より現行価格に対しキログラム当たり50円の値上げを実施するとのことだ。

カネカは、今年3月に価格改定を実施しているが、その後も続く石化燃料価格の上昇やウクライナ情勢の悪化に伴い、石油化学製品の基礎原料となるナフサの国際価格は急騰。これらに加え為替の影響により、主原料の価格をはじめ副原料、ユーティリティ費用や物流費用の上昇も続いている。

ネカは、コスト圧縮など事業収益の改善に務めてきたものの、自助努力では限界に達していることから、価格改定が必要と判断したとしている。

なお、不透明な国際情勢につき、原燃料価格が急騰を続けた場合は追加の価格改定の実施も検討しているとのことだ。