日本テレビ放送網(以下、日本テレビ)は、VTuberをはじめとしたインフルエンサー事業に本格参入するため、新会社「ClaN Entertainment」(以下、ClaN)を設立したと発表した。

【設立の背景】
日本テレビでは、社内から新規事業アイデアを募集した新規事業開発制度「NTVIP(日テレイノベーションプログラム)」の一環として、2018年にVTuber事業を立ち上げ、世界最大級のVTuberネットワーク「V-Clanネットワーク」の運営、VTuber番組「プロジェクトV」の放送やVTuberイベントの開催などを行ってきた。
今回、急速に拡大するVTuber/インフルエンサー市場において、より迅速に資本を投下し事業を大型化するため、VTuber事業をスピンオフし、2022年4月1日に新会社「ClaN Entertainment」を設立。代表には、同事業の提案者である大井基行(28歳)が就任する。

【事業内容】
ClaNではVTuberをはじめとして、メタバースにおけるバーチャルコンテンツ制作を中心としたコンテンツ事業、インフルエンサーの活動をサポートするネットワーク事業を中心に展開していくという。
コンテンツ事業では、VTuberを中心に日テレの強みを生かした番組やイベント、キャラクターなどを創り出し、NFT施策や海外展開なども実施予定。
また日テレ初のVTuber番組「プロジェクトV」をはじめとして、「地上波番組×メタバース」プロジェクトも本格的に始動するとのことだ。
ネットワーク事業では、地上波番組とも連携することで、独自の強みを生かしたインフルエンサーネットワークを構築し、VTuberやYouTuber、TikToker等の活動をサポートしていくとしている。
具体的な事業内容や新たに始動するプロジェクトの詳細については、2022年4月下旬に実施する会見で発表を予定。こちらの会見日時など詳細については近日中に改めて発表するとのことだ。
また事業拡大を加速するため、業界のエキスパートを積極的に採用するとしている。
