Amazonは、2022年1月13日、日本空港ビルデングと東京国際空港ターミナルとのパートナーシップのもと、羽田空港第3ターミナルにAmazonロッカーを設置し、サービスを開始したことを発表した。

Amazonロッカーの設置により、海外から入国し宿泊施設での隔離を要請される人々が、Amazon.co.jpで注文した商品を入国時に受け取ることが可能になるとのことだ。

第3ターミナルに設置されたAmazonロッカー

現在、海外から日本に入国する場合、日本政府が定める規定による予防措置として日本国の指定する国・地域から来る人に対して、宿泊施設で待機する等の隔離措置が講じられている。

羽田空港へのロッカー設置は、日本に入国し検疫所が確保する施設で待機予定の人々に、施設に向かう前にAmazonで注文した商品を非接触のかたちで届けることを目的としているという。

羽田空港第3ターミナルに設置したAmazonロッカーで商品の受け取りを希望者は、Amazon.co.jpより商品を注文し、受取先を空港内のロッカーに設定することができるとしている。

ロッカーの名前は、「Sun」「Mercury」「Mars」で、羽田空港内の同じ場所に設置され、ロッカーへの配達が完了すると、利用者に受け取り準備完了の通知メールが送信されるという。

利用者は、空港到着後にメールの「ピックアップを開始」をクリックして進めるとロッカーが遠隔で開き、商品を受け取ることができるとのことだ。

なお、ロッカーの設置に関して、アマゾンジャパン アマゾンロジスティクス 事業本部長のアヴァニシュ・ナライン・シングは、以下の通りコメントした。

「日本全国、数千カ所に、Amazonロッカーを設置し、お客様に便利で安全かつシームレスな受け取り体験を提供しています。羽田空港にロッカーを3台設置することで、入国者は隔離期間前に注文した物資を便利に受け取ることができるようになります。

今後も、Amazonロッカーのネットワークを日本全国に拡大し、お客様に迅速かつシンプルで安全な商品の受け取り方法を提供していく中で、より多くの企業と協働できることを楽しみにしています」