ブリヂストンは、福岡県久留米市にて、医産学官が連携して行われる「健康な睡眠」を支える最先端研究へ参画し、睡眠に関わる社会課題の解決へ向けた共創を開始したと発表した。

この研究は、世界最高レベルの睡眠測定技術を有するACCELStars(東京大学発ベンチャー企業、以下、アクセルスターズ社)を中心に、バイオ産業支援の一環としてアクセルスターズ社の睡眠測定技術開発を支援している福岡県久留米市、睡眠治療を行う久留米市内の医療機関、長年睡眠に関する臨床研究を実施してきた久留米大学、健診事業を行うふくおか公衆衛生推進機構と、ブリヂストンが共創し開始するもの。

ブリヂストンは、創業の地である福岡県久留米市に有する久留米工場で働く従業員を対象に、健康診断へ睡眠の質の測定を導入し、睡眠改善への取り組みを開始。

ブリヂストングループのコア事業を支えるタイヤ工場では、従業員が24時間を8時間ずつ3つのグループに分かれ交代勤務で生産業務に従事し、サプライチェーンを支えているという。

今回の取り組みでは、アクセルスターズ社が開発したリストバンドを活用し睡眠の質を測定、医学的アドバイスを通じて、夜間勤務を含め交代勤務に従事する従業員の睡眠改善に繋げることを目指すとのことだ。

また、久留米工場を起点に、従業員向けの睡眠改善実証実験、研修の拡充等の睡眠改善プログラムに取り組んでいくとしている。

ブリヂストングループは、持続可能な社会の実現に貢献するための指針であるグローバルCSR体系「Our Way to Serve」を定め、3つの重点領域「モビリティ」「一人ひとりの生活」「環境」での取り組みを通じ、人々がより快適に移動し、生活し、働きそして楽しむことに貢献していくという。

今回の共創は、その中の「一人ひとりの生活」の領域を起点として、社会課題となっている睡眠の改善へ向けて地域社会と連携し、「健康な睡眠」を支えるための取り組み。

ブリヂストングループはこれからも、地域社会、さまざまなパートナーとの共創を通じ、人々がより快適に移動し、生活し、働きそして楽しむことに貢献していくとしている。