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Twitterは、自分と同じことを話したいと思っている人を簡単に見つけてつながることができる機能「コミュニティ」のテストを英語圏で開始すると発表した。
自分のコミュニティに向けてツイート
ツイートの中には、すべての人に向けたものではなく、自分が話したいと思っていることについて、同じように会話したいと思っている人たちだけに向けたものもあるという。
「コミュニティ」に参加すると、フォロワー全員ではなく、特定のグループに向けて直接ツイートできるように。同じコミュニティに参加しているメンバーだけが返信したり、会話に参加したりできるので、親密で関連性の高い会話を保つことができるとのことだ。
コミュニティのページやタイムラインは公開されており、誰でもコミュニティのツイートを読んだり、引用ツイートしたり、報告したりすることができる。
Twitterでは引き続き、開かれた会話を支援し、誰でも自分の興味や関心に合ったコミュニティが見つけられるようにするのと同時に、さらに親密に会話できる空間を作っていきたいと考えているとのことだ。

コミュニティの使い方
コミュニティでは、モデレーターが話すテーマを決め、コミュニティのルールを作り、会話を盛り上げてくれそうな人を招待する。会話を生み出すために作られる場であり、この場の雰囲気やトーンは同じような興味や関心事に関して、話したい人たちによって作られるとのことだ。
モデレーターはコミュニティのルールを定めた上で、会話がテーマから逸脱しないよう、別途モデレーター役を務める人を招待することもできるとしている。
現時点では、コミュニティは一部の人しか作成できず、今後数か月のうちに、より多くの人がコミュニティを作成し、誰もが自分の関心について話せる場を作れるようになるとのことだ。
コミュニティでは、まずデフォルトで「犬」、「天気」、「スニーカー」、「スキンケア」、「占い」といったTwitterで人気の高いテーマからスタートし、会話の盛り上がりやニッチな議論の発生状況に応じて追加していくとしている。
なお、コミュニティは招待制であるが、コミュニティの見つけ方や参加方法を近日中に追加していく予定であるという。
コミュニティでの健全な会話をサポート
Twitterではコミュニティが健全な会話の場になるよう、次のような取り組みを行っている。
● コミュニティは公開されており、誰もが会話の内容を見ることができる。
● すべてのコミュニティとそのメンバーはTwitterルールに従わなければならない。Twitterルールに違反する可能性のある行為はすべてTwitterに報告できる。
● すべてのモデレーターは、Twitterルールの遵守を含め、常にTwitterが定める資格要件を満たしていなければならない。コミュニティの作成とモデレーションをより多くの人に開放するにあたり、資格要件を改善していくという。当初のテストでは、コミュニティのモデレーターはTwitter社によって承認される。
● コミュニティに関連する人々の安全を保つために、Twitterルールおよびルールに基づく強制措置を講じる。これには、問題が生じる可能性のあるコミュニティを事前に特定する方法、新しい報告フロー、特別な強制措置の方法などの開発も含まれるとのこと。
Twitterは、今後も引き続き調査や検証を行い、Trust and Safety Council協議会をはじめとする外部専門家と協力し、コミュニティに関連する人々の安全を守っていきたいと考えているという。
モデレーターやメンバーは、ダイレクトメッセージを通じて世界中の誰でもコミュニティに招待可能。
コミュニティへは、iOSでは画面下の専用タブ、ウェブ(Twitter.com)ではサイドバーからアクセスが可能。順次Androidでも、コミュニティが追加される予定とのことだ。