電脳交通は、同社が掲げる「タクシーのDX推進」に向けたさらなる事業展開加速のために、2021年2月より東日本エリア拠点を東京・新宿に開設したと発表した。

タクシー事業者を始めとする交通事業者向けサービス提供の加速、東日本エリアにおける採用強化、今後の上場を見据えた管理部門機能強化に取り組んでいくとのことだ。

2015年に徳島で創業した電脳交通は、クラウド型タクシー配車システム・配車委託サービスを四国・西日本中心に展開。

2018年にはJapanTaxi(現Mobility Technologies)やJR西日本等との資本業務提携、2019年には元IDOM(旧ガリバーインターナショナル)役員の北島氏をCOOに迎え、同年11月には初の東京拠点を大手町のビジネスエアポートに設置し地域交通の課題解決、タクシー業界向けのサービス提供など事業拡大と採用強化に取り組んできたという。

2020年は新型コロナウイルスによる交通業界全体の苦境と向き合いながら、昨対比200〜300%ペースの事業成長を維持し27都道府県にサービスを展開。

業界大手の第一交通・エムケイとの提携を開始し、10月に三菱商事やJR東日本などを引受先とする総額5億円の資金調達を実施したとのことだ。

そして2021年、電脳交通は既に東日本エリア一帯をはじめ本格的な全国展開を開始しているという。

その一環として2月1日に東日本エリア事業拠点として東京・新宿にオフィスを開設いたしたとのことだ。

電脳交通が東日本エリア拠点開設後に注力することは以下。

  • 東日本エリアでの営業拡大
  • 上場準備を見据えた、管理部門機能の構築
  • 上記2つに付随する、首都圏での中途採用強化