ウェザーニューズは、高精度の気象データと最新技術の活用によって企業のDXを推進し、ビジネス課題を解決するWxTech®️(ウェザーテック)サービスにおいて、「1kmメッシュ花粉予報API」の提供を開始したと発表した。

同サービスは、業界最高解像度の1kmメッシュでデータ取得が可能で、従来の都道府県ごとのデータと比べ、細かいエリアでデータを取得できる点が特長であるという。

いまや国民病とも言われる花粉症の市場では、高解像度の花粉データへのニーズが高まっている。

そこで、同社は1時間ごと/1kmメッシュの花粉飛散量と4段階の花粉ランクのデータをAPIで提供。

企業のシステムと連携させることで、飛散量と連動したエアコンや空気清浄機の先読み運転、花粉アラート配信、花粉対策グッズのクーポン配信や需要予測のような、商品開発や高度なマーケティングに活用できるとのことだ。

今月から大手空調メーカーのエアコンや大手自動車メーカーの車載モニターで導入が開始される。なお、まもなくPM2.5と黄砂のAPI提供も開始するとしている。

1kmメッシュ花粉予報APIのサンプル

1kmメッシュ花粉予報API」は、1kmメッシュの高解像度な花粉飛散量と花粉ランクを1時間ごと/48時間先まで提供するサービスで、家や施設周辺のピンポイントな花粉データを高頻度で取得できる。

花粉ランクは、飛散量に合わせて“少ない”“やや多い”“多い”“非常に多い”の4段階で予報。

また、花粉データはクラウドに保存され、APIなどでデータを取得できるため、企業の既存システムとの連携が容易であるという。

緯度経度を指定することで、対応する1km メッシュの花粉予報のデータが得られる。データを企業のシステムやビジネスデータと組み合わせることで、新たなソリューションを生み出すことが可能になるとのことだ。

例えば、部屋のピンポイントな地点の花粉データを、花粉除去機能のあるエアコン・空気清浄機と組み合わせることで、先読み運転をして自動で部屋の空気をキレイにするスマート家電などに活用できる。

また、花粉飛散量が“非常に多い”と予想される場合に、花粉対策グッズの購入でポイント2倍や割引クーポンを配信するなどの販売促進も可能に。

あるいは、花粉量が“多い”や“非常に多い”のランクを用いて、洗濯物の外干しや外出注意のアラートを発信することや、ドライブすると車が花粉で汚れやすいエリアや時間帯を通知することもできるという。

今月から大手空調メーカーのエアコンや大手自動車メーカーの車載モニターで導入が開始。

さらに、PM2.5と黄砂データのAPI提供をまもなく開始する予定であるとのことだ。花粉データとあわせて先行的に提供できるとしている。