YouTubeのコメントに自動で返信案が表示されるように　スラングや絵文字にも対応

Googleが、AIでふさわしい返信案の候補を表示するSmartReplyの機能がYouTubeのクリエーターも利用できるようになったことを発表した。

同機能は4年前にリリースされたもの。GmailやAndroidのMessagesなどに搭載されており、AIを利用した省力化ツールで、受信した内容を自動解析し、それに対するふさわしい返信案の候補を表示する。

同社によれば、YouTubeのコメントは、長くなりがちで正しい言葉遣いが大半を占める傾向があるメールと比較して、言語切り替えの複雑なパターン、省略語、スラング、句読点の一貫性のない使用法、絵文字の多用など、従来のAIでは解析することが難しかったため、SmartReply for YouTube として、YouTubeに特化して改良したという。

例えば「次の動画が待ちきれないよ！」という視聴者からのコメントに対して「まだまだこれからだよ！」「本当にありがとう！」と言った返事を自動で表示。ワンクリックで返事をすることが可能になる。

同社は「これにより、クリエイターは視聴者とより簡単に交流できるようになります。」とコメント。

なおSmartReply for YouTubeは現在、英語とスペイン語のみで利用可能となっており、今後さらに多言語での展開を予定しているとのことだ。