KDDIおよび沖縄セルラーが、5Gの商用サービスとなる「au 5G」を2020年3月26日から、全国15都道府県の一部エリアにて提供を開始すると発表した。

なお、同エリアは2020年夏以降、全都道府県主要都市に展開(2021年3月:約1万局、2022年3月:2万局超)する予定であるとしている。

au 5Gは、大量のデータを瞬時にストレスなく自由に扱うことができるという。

また、従来の制約から解放された「UNLIMITED WORLD au 5G」をコンセプトに、エンターテイメントやスポーツ、アートなど日常のさまざまなシーンで5Gや先端テクノロジーを駆使したこれまでにない新しい拡張体験「AUGMENTED EXPERIENCE」をユーザーに届けるとしている。

これに伴い同社は、5Gスマートフォンの販売も発表。さらに、auスマートパスプレミアム向け5Gコンテンツ「auスマートパスプレミアム5G」を提供するという。

auスマートパスプレミアム5Gでは、シルク・ドゥ・ソレイユの公演が360度見渡せる臨場感のあるVRコンテンツでの体験や「AR飛び出る絵本(仮称)」の提供を予定。

同サービスの提供開始にあたり、KDDI代表取締役社長の髙橋誠氏は、以下のようにコメントをしている。

「このたび、5Gの商用化を迎え、お客さまにこれまでにない新しい体験をご提案できることを大変嬉しく思います。KDDIは、先進の5Gと強靭な4Gのハイブリッドネットワークを基盤に、UNLIMITEDな料金、デバイス、サービスによるAUGMENT(拡張) 体験を、パートナー企業やスタートアップとのコラボレーションを通じてエキサイティングなひとときを提案していきますので、是非ご期待ください。」

また、同社はコンセプトショップ「GINZA 456 (ヨンゴーロク)」を2020年夏にオープンすると発表。

同店舗は、5Gや最先端技術を活用し、ユーザーの想像を体験に変える「おもしろいほうの未来」が体感できるフロアや、携帯電話各種の手続きが可能な直営店フロアからなるコンセプトショップ。

同社は、スマート社会における重要な社会インフラを担う通信事業者としての責務を果たすべく、今後もより強靭なネットワークを構築していくとともに、5G時代にふさわしい新たな体験価値を創造していくとのことだ。