日本製紙連合会が「紙製品の環境配慮に関する意識調査」を実施した。

主な調査結果は以下の4点。

7割近くが「買物袋のプラスチック製から紙製への移行に賛成」

「Q1買物袋をプラスチック製レジ袋から紙袋に変更する企業が増えていますが、どうお考えですか?」の設問について、66.6%が「賛成、どちらかというと賛成」と答え、多くの人がプラスチック製から紙製への移行に賛成していることが判明した。

また、「反対」と答えた人以外に、「Q2 買物袋をプラスチック製レジ袋から紙袋に変更することについて、賛成の理由はなんですか?」と聞いたところ、8割近く(79.6%)もの人が「環境に良さそうだから」と回答し、紙の買物袋に対して、環境への効果を意識していることがわかった。

7割以上が「プラスチックストローから紙のストローへの移行に賛成」

「Q3 今後、プラスチックストローに代わり、紙ストローが普及することに対してどうお考えですか?」と聞いたところ、「賛成」、「どちらかというと賛成」と答えた人が全体の71.8%に達し、多くの人が紙ストローに賛成していることがわかった。

また、「反対」と答えた101人に、「Q4 今後、プラスチックストローに代わり、紙ストローが普及することに対して「反対」の理由は何ですか?」と聞いてみると、60.4%が「飲みづらさ」を理由にあげた。

多くの人が日頃から使い捨てプラスチックの削減を意識して行動

「Q5 あなたは日ごろから使い捨てプラスチックの削減を意識して行動していますか?」という問いでは、「非常にあてはまる」、「あてはまる」と答えた人は29.9%に留まったが、「全くあてはまらない」と答えた人は18.4%で、8割以上(81.6%)は何らかの使い捨てプラスチックの削減についての行動をしていた。

Q5で全くあてはまらないと答えた人以外に、具体的に「Q6 使い捨てプラスチックの削減を意識した行動について具体的にどのような取り組みをしたことがありますか?」と聞いたところ、「ごみの分別」(81.6%)、「プラスチック製レジ袋を断る/エコバッグの利用」(59.0%)、「マイボトルを使う」(37.0%)と、身近で気軽できることから行動している様子がうかがえた。

7割以上が「紙が再生可能資源である」と認知

「Q7 紙が地球に優しく、環境によい素材であることを知っていますか?」と聞いたところ、74.5%(「知っている」、「どちらかというと知っている」の合計)が、紙が環境によい素材であることを認知していることがわかった。

また、その理由としては、「植物由来の素材だから」(57.4%)、「朽ちることで自然にかえる素材だから」(51.5%)などがあがった。

また、「Q9 紙は自然環境で分解できる素材であることを知っていましたか?」という問いでは、72.7%もの人が「知っている」、「どちらかというと知っている」と答えた。

(※)紙製品の環境配慮に関する意識調査概要
対象 :47都道府県の10代~60代の男女
サンプル数 :1,450(男性725、女性725)
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :2019年11月1日(金)~6日(水)