inahoは自動野菜収穫ロボットのサービスを開始したことを発表した。選択収穫野菜における自動野菜収穫ロボットを従量課金型のビジネスモデル(RaaS)で展開するのは国内初(※当社調べ)の取り組みとのことだ。

主な動作として、移動、探索、収穫という一連の流れで自動収穫を行う。

  1. 移動
    • 畑に白い線を設置するだけで設定したルートを自動走行
    • ビニールハウス間の移動や夜間の利用も可能
    • ロボットの操作はスマートフォンで簡単に可能
  2. 探索
    • AIを駆使して自動走行しながら作物と枝等を判別
    • 探索した作物に対して収穫適期かどうかを判別
    • 収穫対象は出荷基準に合わせてcm単位で設定可能
  3. 収穫
    • 作物を傷つけることなくロボットアームで収穫
    • 収穫した作物はカゴに優しく収納
    • カゴがいっぱいになると利用者のスマートフォンに通知

inahoは、現在の対応作物はアスパラガスのみだというが、今後はトマトやイチゴ、キュウリなど、人の目で見て収穫適期かどうかを判断しなければならない選択収穫野菜に広く対応していく予定だという。

ロボットの生産台数は今年中に数十台、2020年に数百台、2022年には約1万台を目標とし、九州を中心に新たに拠点を開設して、2020年にオランダに拠点を開設し、グローバル展開も目指すとのことだ。

inahoは自動野菜収穫ロボットとRaaSモデルで農業が抱える人手不足や経営課題の解決に貢献していくとしている。