FURUELは2019年6月11日、リフォーム工事の見積から契約、工事管理、支払管理まですべてをWEB上で完結できる業界初のクラウドサービス「REMODELA(リモデラ)」を2019年7月1日に開始すると発表した。

このサービスは専門的で分かりづらいリフォームの内容を“見える化”し、そのデータを元にクラウド上で依頼者と職人が直接つながるようにできるようにするものだ。

リフォームの内容をわかりやすく”見える化”

REMODELAはリフォームの内容をわかりやすく”見える化”し、IT化によってWEB上でリフォームが完結できるサービスである。

従来のリフォームは、依頼者がリフォーム業者に依頼し、リフォーム業者が電話で職人を手配するという段階的なフローのもと行われてきた。建設業界では、これらのアナログな作業をITによって効率化させようという動きは確かにある。

しかし既存のサービスは、あくまで依頼者とリフォーム業者の間のみの見積比較サービスや、リフォーム業者と職人間のみの職人手配サービスなど、限定的なものにとどまっていた。REMODELAはこれら既存のビジネスの枠を超えた、依頼者と職人を直接つなぐサービスである。

リフォーム業者とやり取りしていた内容をWEBサイト上で完結

リフォームを依頼する際は、部屋の図面データを貼り付けるだけで立会いは不要。高画質の360度カメラで撮影した写真を提供するため、現地に行かなくても部屋の状態を確認することができる。

また、今までは電話やFAXが主だった工事のやり取りも、電子契約やチャット機能を活用し、より細かい契約内容の証跡を残すことができるようになる。

IT技術を駆使してコストを削減することで、今までのリフォーム費用をおよそ20%も削減することができる。また、見積もりの内訳を建築資材費、職人工賃のように分けることで明瞭に提示し、初めてリフォームを依頼する方でも分かりやすく判断できるようになっている。

壁紙の色や種類を自由に選べたり、予算に応じてリフォーム内容を柔軟に変更できたりと、今までリフォーム業者とやり取りしていた内容をWEBサイト上で完結させることができる。

また、職人に対する評価制度を導入しており、評価の高い職人に工事を依頼することができるだけでなく、工事完成後はREMODELA運営本部にて仕上がりチェックを行うため、品質の心配もない。

初回版リリースでは賃貸マンションの原状回復リフォームを想定し、ユーザーをマンションオーナーや不動産管理会社に限定している。リリース直後は大阪でサービスを開始し、2019年末頃には東京23区内でのサービス開始を予定している。

今後は、AR技術による完成イメージや自動採寸機能の導入、多言語化による外国人就労者とのマッチングなど、依頼者にも職人にも利用しやすいように改修を続け、未来のリフォームの常識となるサービスづくり目指す方針だ。